Grand Seiko
Black Ceramics Limited Collection

正確に時を刻む卓越した技術を磨き上げ、細部にまで行き届いたクラフツマンシップにこだわり、精巧かつ端正な時計らしい時計を追求するグランドセイコー。
半世紀以上もの間、日本の時計の頂点を極めてきたグランドセイコーが、2016年、新たにリリースするコレクション。それこそが「Black Ceramics Limited Collection」。
常に先駆者としてたゆまぬ進化を続けてきたグランドセイコーの時計づくりへの果敢な姿勢を体現した逸品には、正確に時を刻むことを超えた新しい価値が存在しています。
質実とした時計の機能美に、都会的でスポーティな新しいデザインと外装をまとわせることで、これまでのグランドセイコーのイメージ領域を一気に拡張させました。先進性、スピード感、都会感といったいくつもの現代性に富んだキーワードを連想させる仕上がり。時計の美しさを追求したブラックセラミックスがモダンな輝きを放つ4つの時計「Black Ceramics Limited Collection」は、ブランドの長きにわたる歴史が結実した上にこそ成り立つチャレンジングなコレクションです。

Black Ceramics Limited Collection
Black Ceramics Limited Collection

Collaboration

今回、Black Ceramics Limited Collectionが出会ったのが、日本を代表する二人の写真家・森山大道と荒木経惟。アート界で圧倒的な人気を誇り、とりわけこの数年、世界中から賞賛の声が鳴り止みません。今回、両者がGrand Seiko Avant-gardeのプロジェクトのために名作を提供。各々のイメージは、躍動感にあふれる斬新な時計ストラップに仕立てられ、新たな命を吹き込まれました。
グランドセイコーがこの世に生まれたのが、1960年のこと。森山、荒木の両巨匠の写真家としてのキャリアも、ちょうどその時期と前後して始まりました。以来、半世紀以上にわたりカメラを片手に時代の先端を駆け抜け、アヴァンギャルドな先駆者として他の追随を許さぬ独自の表現を確立してきた写真家たち。彼らのたゆまぬ挑戦は、グランドセイコーの歩みともオーバーラップします。
ともに「時」とは切っても切れない深い関係にある時計と写真。二人の写真家との夢のコラボレーションの実現は、セイコーの歴史に新たな神話を生み出しました。

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NOBUYOSHI ARAKI 01

NOBUYOSHI ARAKI 01 NOBUYOSHI ARAKI 01

荒木にとって花が生(エロス)のシンボルであると同時に、荒木作品にたびたび印象的に登場する「赤」という色もま た、血の色を連想させ、写真の中では生の象徴として効果的に使われている。着物の肌襦袢の赤、ルージュの赤、果物の赤、人形の服の赤、背景にもたびたび赤を用いているが、圧倒的に多いのは花の赤だ。真紅の薔薇には情熱や愛情といった花言葉があるが、古今東西、花は時に人の思いを投影され、時に擬人化されてきた。
人は花にも時計にも感情や人格を感じる。Black Ceramics Limited Collectionは、ヴィヴィッドな躍動感を備えた動的な時計だ。その表情は豊かで、メカにもかかわらず、眺めているとまるで人間的な感情をもった生き物のように見えてくる。

NOBUYOSHI ARAKI 02

NOBUYOSHI ARAKI 02 NOBUYOSHI ARAKI 02

刻々と変化していく花の瞬間を写真に刻んだ不朽の名作「花曲」シリーズ。被写体として選ばれた花たちは、荒木にとって生の象徴である。花のもつ短い命にフォーカスし、爛漫と咲き乱れる一瞬一瞬をカメラにおさめる行為は、けっして後戻りをすることのない時を刻む行為に似ていて、自らの写真を、「日記を超えた“時記”のようなもの」と呼ぶ荒木にとっては、至極当然の生きる行為そのものなのだろう。
花の持つ美しさ、妖艶さ、儚さ、清らかさ、可憐さ、たくましさ、したたかさ……そのすべてが生命力の表れだ。

Daido Moriyama 01

NOBUYOSHI moriyama 01 NOBUYOSHI moriyama 01

写真活動を開始して以来、一貫して都市を舞台にしてきたフォトグラファー、森山。自身が「写真で世界をコピーする」と明言しているように、街という人間の欲望が渦巻く迷路を歩きながら、まるで瞬きをするがごとく、時計が時を刻むがごとく、膨大なスナップショットを残していく。
タイツのシリーズは、そんな森山を代表する名作中の名作。繁華街の片隅で出会った女性が見せた一瞬の生のきらめき。ドラマティックで饒舌なこの一枚のショットには膨大な時間と物語が閉じ込められている。

Daido Moriyama 02

NOBUYOSHI moriyama 02 NOBUYOSHI moriyama 02

「三沢の犬」もまた、森山の代表作として忘れてはならない一枚。もしかしたら世界でもっとも有名な「写真に撮られた犬」といってよいかもしれない。
四六時中、コンパクトカメラをデニムのポケットにしのばせ、決定的瞬間を逃さない森山の作品の中には、偶然が奇跡を呼んだイメージがいくつもある。この写真があぶり出したのも、そんな瞬間。振り向きざまの犬がふと見せた野生に、どんなに飼いならされても、心の中には消えない炎のような熱い思いを持つ作家は、自らを投影し、思いを託したのだろうか。

INTERVIEW

コラボレーションした荒木 経惟、森山 大道の両名にお話を伺いました。

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