グランドセイコーのデザイン

時代が変遷しても尚、美しいデザイン。その秘密はグランドセイコーのデザイン文法である“セイコースタイル”にあります。
“セイコースタイル”とは1967年、海外高級時計に負けない独自の美しさを実現するために設定されたデザイン文法です。
日本の美意識を原点とする “セイコースタイル”が生まれることとなったモデル「44GS」を紐解くことで、
グランドセイコーのデザイン美学を知ることができます。

1967年(昭和42年)GSのデザイン文法セイコースタイルを確立したモデル「44GS」発売 時代が変遷しても、変わらないもの。日本人の美意識を原点とするセイコースタイル 時代が変遷しても、変わらないもの。日本人の美意識を原点とするセイコースタイル 普遍的なデザインを確立した「セイコースタイル」9つのデザイン定義

1:他のインデックスの2倍の幅を持つ12時略字
2倍体の12時長方時字により、12時-6時の縦のラインを強調することで、時刻を読みとりやすくしています。

2:多面カットの長方略字
多面カットになっている略字によって、薄明かりでも正確な時を知らせています。

3:超鏡面研磨されたガラス縁上面
歪みがなく平滑な鏡面は、「ザラツ研磨」で平面のゆがみをなくし、平面と斜面のつなぎ目のエッジをしっかりと際立たせています。

4:超鏡面研磨された平面
超鏡面の平面と、それに連続する2次曲面で構成されるケース形状は、鏡面で平面が多い立体にすることで、硬く鋭い印象を作り出し、少ない光源をも拾って燦然と輝くケースを実現しています。

5:半ば胴に埋めたりゅうず
半ばボディに埋まるポジションに収まったりゅうずは、手首が細くても太くても心地よい装着感を得ることができます。

6:フラットダイヤル
フラットダイヤルは、インデックスと針、それぞれを際立たせるために徹底的に検証されたデザインです。

7:多面カットの時分針
時分針を多面カットにすることよって、夕暮れ時であっても光を拾い、視認性を確保しています。また視認性を確保するために太い針を採用しているため、少しでも軽くすることで精度を確保しています。

8:超接線サイドライン
超接線サイドラインで、造形の鋭い印象を和らげる大きな曲線を描いています。

9:超逆斜面ベゼル側面と胴側面
超逆斜面ベゼル側面と胴側面は、美しい陰をつくり、表現ある輝きを演出します。また薄さを感じさせる形状にもなっています。

見やすさへのこだわり

時針・分針・インデックスのデザイン/設計

針とインデックスは「太く」「厚い」ものでなければならないことはもちろんですが、それだけでは完全な視認性を得ることはできません。
GSの針とインデックスは、カット面の幅や角度まで様々な試作検討を経た上で最良のデザイン・設計を採用しています。
またカット表面はひとつひとつがかぎりなく平滑になるよう丁寧に研磨されています。だから、どんな角度からでも美しく光を反射し「見やすい」のです。

無反射コーティングサファイアガラス

傷がつきにくいサファイアガラスの風防には、内面無反射コーティングを施しています。
蛍光灯などの光の反射を抑え、文字板をクリアに見やすくする配慮です。

外装仕上げへのこだわり

ザラツ研磨が生み出す曲線ラインの美しさ

格調高いスタイルを更に引き立てるヘアライン面と鏡面のコントラストは、有能な研磨職人の技によって仕上げられたものです。
ケースの側面を走るシャープな鏡面は「ザラツ研磨」という研磨技術で加工されたもので、すず製の回転板にケースを一定の角度で当てて磨き上げていく職人のノウハウで、すず板に特殊な紙などを取りつけて磨くこともある高級仕上げです。
グランドセイコーのように全く歪みのない美しい鏡面を出せる研磨技術者は数人しかいないというレベルの高い仕上げで、まさに「職人技」と呼べるものです。

バンドのデザイン・設計

メタルバンドは程良い重みと心地よい肌触りの上質な無垢素材を使用し、
各コマがスムーズに可動する構造を採用しているので、どんな人の腕にもしっくりと馴染みます。
中留めは両プッシュ式三つ折れタイプを使用していますので、
装着中に誤って片側のボタンが押されることがあっても外れたり落下する心配がありません。

着け心地へのこだわり

かん合部のデザイン・設計

適度なボリューム感と存在感を持って緩やかに落ちるかん足はGSスタイルのひとつの特徴ですが、これは腕へのフィット性の追求から生まれた形状でもあります。ケースの厚みとのバランスも十分考慮した設計を採用しているので、手首が太目の人にも細目の人にも心地良くフィットすることができます。
また、ケースとバンドをつなぐエンドピース(ワニ口)も高級品ゆえの厳密な寸法設定、管理がされていますので、ガタや段差がほとんどない美しい仕上がりです。

永く愛用いただくために

長期品質重視の設計構造

ケース裏やりゅうず周囲などは、汗や汚れが溜まりにくいことを考慮した設計が採用されています。
さらに、スクリュー式裏ぶた(または、ねじ留め方式裏ぶた)を採用。
定期的な電池交換や点検で繰り返し開閉しても確実に防水性を保持する構造です。

各部品交換可能な外装設計

各部品の大半が分解可能な外装設計を採用しています。
故障のために修理が必要な場合には、部品単位での修理・交換が可能です。