人が思い浮かべるデジタル時計がなんとなく「四角い」のは、「デジタル=角ばっている(はず)」というイメージからだけではない。
・7本の細長いセグメントを1単位として構成される表示が、針の回転運動をベース とするアナログと違って四角であること
・表示用パネルを、大きな一枚板からたくさん良く切り出すのに都合のよい形が四角であること
・表示のための配線の向きが、縦横に既定されていた
など、デビュー当初の製造上の効率を考慮した結果によるところが非常に大きい。
ただし当時の技術では、高い精度でケース内側寸法を管理し、防水性を確保しながら裏蓋をきっちりと閉めるには円形切削が可能な丸型が圧倒的に有利で、表示は四角いが中身と裏は丸、というふたつの形を結ぶためのラインとして、樽型という解決策が多くのデジタル腕時計で用いられた。「角ばっている」だけでなく「どことなく丸い」この形が、多くの人の記憶にデジタル腕時計のアイコンとして刷り込まれているのはこのせいである。
今回のモデルでは「電波ソーラー」ムーブメントを搭載した。日本国内で2カ所の基地局が発する電波を受けて正確な時刻を表示する「電波時計」は、一部海外でも現地の時刻を受信することが可能。また、ソーラーセルは太陽の光を受けて発電する。これからのデジタル腕時計を代表するムーブメントを搭載するには、誰もが思い浮かべるスタンダードなデジタルの形がもっともふさわしい。 |
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