針が円運動で時間を表示するアナログ時計にとって、それを収める枠は丸型が最も自然である。時計として安定した丸型は人間にとって、見やすさ、読みやすさを後押しする最もスタンダードな形状である。アルミダイキャスト製でこそ可能なゆがみのない真円の縁はプラスチック製に比べると少し重いが、高い質感を生み出している。枠上面のほんの少しのRや、わずかに外広がりの横見は、全体をシャープすぎず柔らかな印象にまとめている。
視認性を追求した結果アラビアではなく、肉盛り印刷の棒略字のみにした。「文字が大きい=見やすい」「数字が入っている=読みやすい」と錯覚しがちだが、大切なのはバランスが取れていて自然に目に入ってくることである。時計の中心である針の付け根の丸い部分にボリューム感を持たせ、時計を見た時に中心からピントが合い瞬時に時刻が読み取れるようにしたことも一役買っている。さまざまな部屋に無理なく入っていけるよう大、中、小の3サイズを展開した。 |
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