

セイコーのデザイナーによる創作活動「セイコー パワーデザインプロジェクト」第8回の活動成果として、1969年に世界で初めて発売されたクオーツウオッチの40周年を記念した展覧会を12月1日(火) - 6日(日)に開催致します。
1969年12月25日、服部時計店(現セイコーホールディングス株式会社)は「セイコー クオーツアストロン」と名付けたクオーツウオッチを世界で初めて発売しました。45万円という、当時の大衆車1台ほどの価格で売り出され、新しい時代の時計として世界中で大きな話題を呼びました。
小型化と精度向上のために最新技術を注ぎこまれたクオーツウオッチは、「時刻を正確に告げる」という時計の基本性能をそれまでの機械式から飛躍的に高め、「The SEIKO Quartz is changing the world’s standard of accuracy.(セイコークオーツが精度の世界標準を変えようとしている)」と謳った当時の広告のとおり今では腕時計のスタンダードとなっています。
当時異例の社内コンペティションで採用された「クオーツアストロン」のデザインは、未来感よりもむしろオーソドックスな風格を重視して考え出されたといいます。当時のセイコーデザインを象徴するおおらかなシルエットや特徴的な表面処理など、抑えた表現のなかにブランドの未来を背負う力強い気概がうかがえます。
今年で8回目を迎える「セイコー パワーデザインプロジェクト」は、このクオーツウオッチ発売40周年を記念して「クオーツアストロン」を題材に選びました。『ASTRON 40』と名付けた今回の展覧会では、オリジナルモデルのデザインを7名のデザイナーが各々の感性でアレンジした、40本の時計を展示します。当時の勢いある空気を感じさせるもの、現代的なセンスでとらえ直したもの、、、バラエティ豊かなデザインのなかに、クオーツウオッチが切り拓いてきた40年間と、デザイナーのパワーを感じとってください。