機械式グランドセイコーの歴史は、高精度への挑戦の歴史でもあります。初代モデルが発売されてから約半世紀が経過した今も、新GS規格による厳しい精度基準を満たすために、セイコーが培ってきたあらゆる技術・技能が惜しみなく投入され革新をし続けています。2009年、グランドセイコーのために毎時36,000振動(毎秒10振動) のメカニカルムーブメントが、41年振りに新規開発されました。
グランドセイコーのために、41年振りに新規開発された自動巻10振動ムーブメント、キャリバー9S85。振動数を高めることで、外乱に強く、姿勢差による精度差を抑え、より安定した高精度を実現しましたが、そこには真のマニュファクチュールでなければ持ちえない高い開発力、技術力が必要とされました。
20世紀初めから自社での高品質な機械式腕時計作りを追求してきたセイコーは、独自の設計思想で製造された1950 年代の数々の名機、1960年の初代グランドセイコー等を経て、1969年発売のGS V. F. A. によって名実ともに機械式時計で世界の頂点を極めました。70年代前半にはクオーツの急速な普及によって機械式グランドセイコーは一旦市場から姿を消しますが、1998年、多くの期待を背負って復活を果たしました。
グランドセイコーは、最高の技能を持った職人たちが、ひとつひとつ手作業でつくりあげています。長い年月をかけて継承された技術と伝統、そして熟練の時計職人の技なくして、グランドセイコーの今日はありません。