最大巻き上げ時約72時間持続。日常の中で安定した高精度を維持するメカニカル自動巻3DAYS。

代表的な特徴

最大巻き上げ時約72時間持続

機械式時計の持続時間は長ければ長いほど、便利なものです。そして、動力ぜんまいが長ければ長いほど、持続時間も長くなると考えがちです。しかし、長くすればそれを格納する香箱を大型化する、あるいは複数個持たなければならなくなります。また、長くなるほど逆に、トルクが低下したり不安定にもなってしまいます。その問題を解決するために、動力ぜんまいを納める香箱の直径を変えずに、ぜんまいの厚みと幅を改良し、長さを約10センチ延ばすことに成功しました。ひとつの香箱で、適正なサイズを維持しながら、最大巻き上げ時約72時間持続を実現。ぜんまいまでも自社グループ内で製造する、マニュファクチュールSEIKOのならではのメカニカルムーブメントです。自動巻機構も部品ひとつひとつの耐久性を高め、抜群の巻き上げ性能を実現しています。

MEMSによる脱進機を搭載

高速で動き、衝突を繰り返す脱進機(がんぎ車とアンクル)は、軽量で硬いものが望ましいものです。キャリバー9S65では脱進機をMEMS(メムス)と呼ばれる金属成形技術で製造しています。これにより、軽量で、硬く、部品の精度が非常に高く、部品の表面の平滑度が高いという、従来の脱進機をはるかにしのぐ優れたものを製造することができます。また、がんぎ車の歯先には保油構造を設け潤滑油を保持しやすくすることにより、耐久性も向上しています。

※MEMSによる脱進機はグランドセイコー専用ハイビートムーブメント、キャリバー9S85でも採用しています。

第二温度係数

機械式グランドセイコーの規格検定には、スイスのクロノメーター検定にはない「第二温度係数」という項目があります。これは高温(38℃)と低温(8℃)の環境だけでなく、もうひとつ中温(23℃)を設定し、より小さい温度差でも日差の変化を測定することで、実際の使用状況に近い状態での精度を検定するためのものです。日常生活の中での高精度を重要視するグランドセイコーならではの厳密さといえます。

毎日使える実用時計の最高峰を目指して

高精度の機械式時計は、一般には複雑な機構、構造を持つものが多いです。中には、非常に繊細な取り扱いが必要なものもあります。グランドセイコーが目指しているのは「実用時計の最高峰」。普通の日常生活でご使用いただく中で、高い精度を維持できること。そのためには、部品ひとつひとつの加工精度、組立・調整のレベルを徹底的に高めることが必要です。50年にわたって蓄積されてきた経験と知識、継承されてきた志が、グランドセイコーの中にいきています。